旅立ち。
皆さん、こんにちは!
ご無沙汰していました、
JEEFインドネシア事務所のインターン生をしておりました、
野田です。
ご報告が遅くなりましたが、
実は私、野田は12月初旬、
インドネシアでのインターンを終え日本に帰ってきていました。
この7カ月を振り返ってみると、
来た当初は言葉も移動も何もかも満足にできずに
部屋にこもっていた日もありました。
そんな私の励みはいつも、マラサリ村の方々の笑顔でした。
村人に温かく迎え入れてもらったおかげで、
後半は自分のやりたいことを思い切りやらせていただくことが出来ました。
最後の一カ月は、村に引っ越して村の生活に入りびたりで
ブログの更新もおろそかになってしまったので、
今回はここ数カ月の私の活動をご報告します。
【1】
ジャカルタ在住の日本人の皆様をお連れしてのツアー企画
このツアーでは、ジャカルタ写真部(JPC)の皆さんとコルニタ高校とボゴール農科大学に通う日本人留学生をお連れしてマラサリ村を案内させていただきました。
私は、このツアーのコーディネーターを務めたのですが、
恐らくこの7カ月で一番大変なお仕事でした。
ですがこの7カ月で一番学びの多い経験でもありました。
最も強く感じたのが、
村人とのコミュニケーションの難しさでした。
伝わっていることも、相手の考えていることも分からなくなって、
生まれた不信感。
それはそれは厄介なものでした。
「もうダメだ。」と思ったとき。
村人が語りかけてくれた優しい言葉が、
今まで私が築いてきた彼らとの関係がどんなものだったのかを
物語っている気がしました。
こんな経験をさせて頂いて、私は本当に幸せものでした。
【2】
子供たちとの日本語・英語の勉強会
村人たちに勧められて始めた出張勉強会。
この日は5年生の子供たちと一緒に英語を勉強しました!
この他にも、学校の授業以外で集まったり、
遠くの集落に訪れて出張勉強会を開催させて頂きました。
学校の勉強は好きじゃなくても、
英語や日本語が好きじゃなくても、
外国人がつたないインドネシア語で言葉を教えていると
みんな耳を傾けてくれる。
そこからちょっと、知ってる英語が増えて、
今度来た外国人に話しかけたら通じて、
友達になれて
英語に触れる機会が増えた。
そんなサイクルの一端になることを期待して、
短い期間ですが一緒に勉強させていただきました。
【3】
お土産「ヤシ砂糖シロップ」の開発
マラサリ村の新しいお土産、ヤシ砂糖のシロップが誕生しました。
5月に食べた、ヤシ砂糖を作っているときにしか食べられない、
幻のシロップ。
あの優しい甘さが忘れられなくて、
「お土産にできないかな。」と提案して、作ってもらいました。
村人はキャッサバやバナナにつけて頂きますが、
はちみつやメープルシロップのように、
パンケーキや紅茶と一緒に頂くのも美味です。
私が帰国する前日から
「あなたを本当に愛してるのよ」
と涙を流してくれたお母さん。
片道3時間の道のりをかけてお見送りに来てくれた村人たち、
翌日には
「今朝、麻美の部屋を見たのに
おはようって返してくれる人がいなくて寂しいよ」
と言って私の涙を誘うお父さん。
本当に、溢れんばかりの愛で支えてくれた村人に感謝感謝です。
今回のインドネシア滞在で得た一番の財産は
村人たちとの絆だな、といま強く感じています。
これまで、両親、JEEFのスタッフの皆様、
そして応援してくださった方々のおかげで
学びの多い7か月間を過ごすことが出来ました。
ここで、皆様へ深く感謝申し上げます。
野田